協賛企業のCSR・SDGsのご紹介

会社名

株式会社イトーキ

会社概要

イトーキは今年で創業132年を迎えるオフィス家具メーカーです。オフィスや公共空間、そして住まい環境まで、人をとりまくさまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートしています。2018年からは、これからのワークスタイル戦略としてABW(Activity Based Working)とWELL Building Standardを実践。社員自身が新しい働き方にチャレンジし、経験価値をお客様に提供し続けています。また、ビジョンステートメント『人も活き活き、地球も生き生き』を掲げ、2019年には、企業の経済的価値の追求と社会的課題の解決を両立させることにより、個人の幸せ、企業の幸せ、社会の幸せの実現に貢献することをイトーキSDGs宣言として公表しています。

[本社所在地] 東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋三井ビルディング
[WEBサイト] https://www.itoki.jp

瀬戸内国際芸術祭との
SDGsに関する関わり

    モバイルオフィスカーによる地域貢献

    モバイルオフィスカーとは、イトーキが考えた自動車を改造した次世代の移動型オフィスのこと。「明日の『働く』を、デザインする。」をミッションステートメントに掲げるイトーキ自らが実証実験をしながら、固定的なオフィス空間に縛られない新しい働き方を社会へ発信していくプロジェクトです。ここ数年、オフィス以外の場所でテレワークを経験された方も多いのではないでしょうか。このモバイルオフィスカーは、分散型の働き方で損なわれがちな連帯感を育むためのコミュニケーションツールとしても貢献すると考えています。今回の瀬戸内国際芸術祭では、「ITOKI MOBILE OFFICE PROJECT -みんなの移動空間- 」として、ワーケーションやレクリエーションで使える仕様に特別にカスタマイズしたモバイルオフィスカーをスタッフカーとして提供。今後は、さまざまな場所でモバイルオフィスカーを活用したワーケーションを通して、新しい働き方の発信と共に地域貢献にも寄与していきます。

イトーキのSDGsに
関する取組み

    サステナブルプロダクトの開発

    森林は木材という資源を生み出すだけではなく、豊かで多様性のある生態系を育む生物多様性保存機能や水資源の供給、CO2固定による温暖化防止など、地球環境を支える重要な環境保全機能を担っています。イトーキグループは、限りある天然資源を大切に使い、次世代に残していくため、各製品のライフサイクル全体における資源の有効活用に取り組むとともに、サステナブルプロダクトの開発、提供をおこなっています。

    ・Econifa(エコニファ)
    2010年から展開している「Econifa」は国内産の木材を活用しデザイン性の高い家具として製品化するソリューションです。適正な伐採や管理を行うことで森林が活性化し、さまざまな生物を育む場となります。“もり”によるCO2吸収量の増加と、“まち”での木材利用によるCO2固定量の増加に貢献し、木材による上質な循環型社会の実現を目指しています。

    ・ケナフから生まれる家具
    ケナフとは、東南アジアなどの熱帯地域で広く栽培されている短期間で収穫可能な一年草のこと。成長時の二酸化炭素吸収能力が高く(針葉樹と比較すると約7倍)、地球温暖化の防止に貢献している植物のひとつです。イトーキではこの環境性能を活かしつつ、新商品開発や構成部材のプラスチックからの置き換えなどの検討を進めています。2021年にはケナフを原材料に使用したケナフボードをスツールやテーブルの天板に採用した家具をトヨタ紡績様と共同開発しました。

    ・サステナブルなビッグテーブル「silta(シルタ)」
    siltaは、天然木の表面板を使った木の温もりを感じられる大型テーブルです。これまで、天然素材のテーブルは無垢材か突板貼りの選択肢しかありませんでしたが、新たに「厚突単板」を開発。木の温かみが感じられる厚みを持ちつつ加工のしやすさを実現しました。これまで培ってきたオフィス家具設計技術を結集し無垢材には真似できないスッキリとした造形のデザインとなっています。また、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所および東京大学大学院農学生命科学研究科との共同研究において木製家具がオフィスワーカーに与える効果の実証実験を行い、この検証結果をもとに木の効果を最大限に活かしたテーブルとしてsiltaは誕生しました。

    アート×組織の活性化

    イトーキでは、2021年からアート関連事業を開始し、「人々の創造性を最大限に発揮させるための場づくり」や、「オフィス環境に知的で感性的な刺激を与え、心理的ストレスを緩和する場づくり」を目指しています。実践的な取組みとして、本社オフィス「ITOKI TOKYO XORK」において、若手アーティストの作品を中心とした展覧会を開催しています。従業員アンケートでは、「ストレスが軽減されているように感じる」「アートをきっかけに会話が増えた」などの声があがっており、働く人や組織の活性化にとって良い効果が表れ始めています。また、展示されている作品を購入することができるため、若手アーティストの社会的支援にも繋がっています。今後も、オフィスにおけるコミュニケーションツールとしてのアートの社会的浸透を促進するとともに、だれもが人間らしく生産的な仕事ができる環境づくりなど、サステナブルな世界の実現をアートにより力強く発信していきます。

その他

イトーキのSDGsに関する取組みについては、弊社HPにて紹介しておりますので、ぜひ、こちらもご覧ください。

[サステナビリティサイト] https://www.itoki.jp/sustainability/ [SDGsに貢献するオフィス] https://www.itoki.jp/solution-products/environment/
一覧
次のページ