これまでの歩み

2013.04.06 雨の日の風景

全国的な荒天の影響で、芸術祭開幕後、初めて船の欠航や施設の休館が相次ぎました。ちょうど週末にあたり、島巡りを楽しみにしていた方がたくさんいたであろうことを思うととても残念ですが、こればかりは仕方のないこと。

そんな天候の中でも、可能な限りの作品ではスタッフがいつもどおりスタンバイ。来られたお客さまから「雨の中ご苦労さまです」と声をかけていただくこともあり、普段にも増してお越しになられた皆さんとの距離を近く感じました。

悪天候も悪いことばかりではありません。雨の日にしか見られないような幻想的な雰囲気に遭遇することがあります。写真は高松(屋島)にあるレアンドロ・エルリッヒの「美しく捨てられて」。周りに霧が立ちこめて、異空間に迷い込んだかのよう。このあと濃霧のためにご鑑賞いただけなくなりましたが、その直前の貴重な一枚です。

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